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Formula Gymkhanaが色々と優勝だった件 (後編)

ご無沙汰しております! 前回書きました記事の続きです。

イメトレ中に不意に寝てしまっていた僕ですが、普段提供(支給)されている臨戦即応仕様ハイスプリングレートベッドと違い、ご提供頂いたホテルのふかふかベッドのおかげで安らかな眠りにつくことができました。

ふかふかすぎて普段よりも接地面が多く汗を書いてしまったので、朝Showerをし、窓からエビスサーキキットがあるであろう山を見て気分アゲアゲの最高の朝を迎えます(ちなみにエビスは反対側のお部屋方向でした)。なんて快適なんだ…素晴らしすぎる。

朝飯です。ビジホの朝ビュッフェはとても充実しているイメージがあるのでとても期待が膨らみます。

自家製豆腐、うどん、おかゆ、温玉、ヨーグルトなどなど、F1エンジンよりもシビアコンディションで動き続ける非常にブローしやすい私のお腹にとてもやさしいセレクトです。美味しすぎて幸せすぎて言葉を失いました、と同時にあまりに高待遇すぎて怖くなってきました👻

時間は飛んでエビスサーキットにつきました。午前から本番1本目が行われのもあってか会場は若干ピリついています。

まず、今大会の我々の目標ですが、我々はベストメンバーではありません。ゆえに、高望みはせず、同日ダートを走ってるメンバーのために全国ラウンドに出場(5位以内)を目指すというものです。そのためには3人がミスなくこなすことが最重要です。

さて私、公式戦にでるのはこれが初めて、かつ自分の成績が部全体の結果に反映されるという非常にプレッシャーのかかる状況でした。大会1週間前などは自分がダブルミスコースでもして戦犯になったらどうしようかなどとも思っていましたが、いざ本番になってみると、あまり緊張はしないどころか「っしゃ俺が決めて来たるわ!」といった根拠のない自信と強気でいっぱいでした。FGに出れるとわかってから自分の走りモチベが爆上がりしており「とにかく走りたい!」という気持ちや、実際しっかりとタイムを測ったこともなかったので「自分はどんな走りをするんだろう?」と言ったワクワクの方が強かったことも影響したのでしょう 車列に並びます。なんていうんでしょうかリレーで前走者を待つとき、野球で自分の打席を待つとき、なんかその時の感覚に似ています。アドレナリンがドバドバです。

アドレナリン+昨日からのウハウハ待遇により僕は完全にZek Kou Chowでした。走行して絶好調~、絶好調して走行?()

1本目、思いの外冷静でいることができました。イメージした通りに走ることに徹します。大事なことはその場で振り返らないこと。過ぎたことはニワトリの如く忘れ、目の前のパイロンにダチョウの如く猛進するのみです。昨日苦手だった、下りからのヘアピンやバックストレートに停止区間で完全停止できてなかったかなとも思いましたが。どうやら大丈夫だったようです。そこでタイムを聞いて、とりあえずいい感じのタイムが残せた事がわかり「ん?俺イケてね?!」ってなりました。ダブルミスコース、DNFの懸念がなくなり、自分が戦犯になる未来はなくなりました。一安心です。

宮田

一本目は前日練習の成果を生かしてまともなタイムを残すことに集中しました。慣れないスタート方法とストップセクションに苦労しながらも速くはないけど遅くもないくらいのタイムを残せました。ストップセクションで止まりきれず2秒ほどロスしましたが、タイツが残っただけましですね。

水野

前日練習ではPTを連発していたので、1本目は置きに行き、とりあえずそこそこのタイムを残すことを目標にしました。前夜に得た反省を活かしつつそこそこの走りをした結果、無事一時停止でのペナルティ5秒をいただき、生タイムもそこそこという散々な結果になってしまい、悲しいヒートに終わりました。

午前が終わり暫定タイムはなんと1位、今まで見たこと無いような順位に3人共しますが、これが慢心にも繋がります。

お弁当タイムです。美味しいお弁当を用意して頂き、この時間も企業様との懇談タイムなのですが、暫定1位ということで様々な企業様からチヤホヤしてもらいます。さらに慢心。

今回ガソリンは満タン支給、追加支給なしとのことで、ガソリンに気を使う必要があるのかと思いきや、流石はエコカーの開祖ヴィッツ、ガソリンがとにかく減らない。そのため、ずっとヴィッツをエアコンオンにして暖気することでガソリンを消費する方向へ(非エコ)

 お昼後の休息をエアコンガンガンのヴィッツで取っている一枚です。

午後になりました、2本目です。精神的にはかなり余裕があったのでもうちょい攻めていこうと思いましたが、ブレーキが遅すぎアンダー、タイヤが食わずアンダーを連発し、などと相変わらずのツッコミグセがでて3秒遅いタイムになってしまいました。

Goodyearさん的には2.5~3くらいがいいと思うよとの話でしたが、2.5でタイヤのグリップ感が無かったので、冷間2.3くらいにエア圧を落としましたが、これが逆効果でした😇 いつも使ってるタイヤなら2を切るくらいでいいはずですが、今回はむしろ上げなければならなかったっぽいです。後で他大学のピットの周りをうろちょろしていたら空気圧3入れようと言ってる大学がいたのでまさにそうなのでしょう…

水野

空気圧を落とした結果、午前よりグリップが落ち、ラインは攻めてみたもののアンダーでアクセルを開けられず微妙な走りに。ペナルティなしですが、生タイム比較では午前から若干落ちてしまって悔しい結果になりました。

宮田

一本目でひとまずタイムを残せていたので落ち着いて走ればいいなと思っていたのですが、その油断に足をすくわれました。スタートして即効パイロンを食ってDNFでした。大事な大会で必ずパイロンを触る本番の弱さは健在でした。

午前にタイムが残っていなかった(ミスコース扱い)選手が午後にタイムを残し始め、各大学の走行が終わるごとに我々の順位がどんどん下がっていきます。5位以内に残れるか本当にヒヤヒヤしました

が、どうやらギリギリの5位に収まったようです。一安心。僕としては目標をクリアして、自分的にも仕事したぜって言える走りができて満足していたのですがお二人はあまり満足していない様子でした。やはり自分に厳しいスパルタンなジムカニストですね。また七大戦でもよく戦うライバル東北大学に0.3秒差で負けてしまいとても悔しかったです! また、なにより僕は、大会1本目横転ニキだとか、あいつはガレージの掃除しかできねーよといった汚名をとりあえず返上できてよかったです!

表彰式。我々は3人参戦のため、写真を取ってくれるひとがいません! 悲しい! 来年はもっとたくさん人を連れてきます。

本戦(全国ラウンド)はフルメンバーで参戦できるため、再度選手を選考します。封印されていた真のFF戦士達が集まるので、自分は選手枠から溢れてしまうかもしれませんが選考の際「あいつまた速くなったくね!?」と選手たちを驚かし、いい刺激を与えられるような存在になるべく、日々精進していきたいと思います!

以上、長くなりましたが、ご精読頂きありがとうございました。 (完)