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Formula Gymkhana 2024 Rd.2 予選@エビス

こんにちは。いつぶりでしょうか。乗り換え先が思いつかない4年水野です。

さて、昨年に引き続き今年もFormula Gymkhana(以下FG)に参戦しました。

昨年の予選は東日本・西日本の2戦でしたが、今年は参加校の増加に伴い3戦行われ、

我々は6/29, 30にエビスサーキット西コースで開催されたRd. 2に出場してきました。

嬉しいことにドライバー志願者が出場人数を上回ったため、まずは選考会を行います。バチバチなのは運動部としていいことです。

選考会には、大会車両であるヴィッツGRMNとFFホットハッチ・新しめ・ノーマルという共通点をもつ海老原のZC32Sをお借りすることに。ありがとう海老原。

ドライバー志願者は主将日野、主務北原、最近サーキットにも手を出し始めた佐伯、車両のオーナー海老原、修士学生の癖に出しゃばりのケツ駆ユーザー水野の5人です。あんま自信ない。期待のジムカニスト(正しくは”スラローマー”らしい)木原は卒論と院試で今回はパス。

FGでは一時停止区間とゴール後の完全停止が設けられる他、サイドブレーキの使用が禁止される(そのわりに1本巻きとかさせる)ので、コースを設定してサイド禁止でタイム計測を行いました。

選考会コース。上のキャラは非公式キャラクターの”ドライビングなすにゃん”です。

早速タイム計測を行うも、不停止でノータイム続出。練習でよかったね。

途中、スイスポのFバンパーがほぼ固定されなくなるトラブルが起きましたが、バンパーレス走行により解決。解決?選考会は終了し、水野、北原、佐伯のタイム順となり、このメンバーでの参戦となります。日野さん何やってんすか。

バンパーレススイフト。ナンバー隠しの手間が減って助かる。

さて月日は流れ6月29日。ゲートオープンは9時なので、それくらいに着けるように5時半前に家を出て後輩二人を乗せ高速でエビスに向かいます。この期間に母親が田舎からはるばる車で東京に来ていたので、それを借りて会場に行くことにしました。ありがとうおかん。オートマ(賢い)、自動運転、燃費いい(14~15km/l)、静か、10スピーカーといいことしかない。BRZ…?頭がおかしいんじゃないですか…動物たちが住む森や自然を守りたい…

8時55分。東北サファリパークのゲート到着。佐伯ギャランと合流。どうやら前日夜に出てフル下で来ていたそうです。何やってんねん。ともかく入場、受付を済ませます。

ブリーフィング、昼食、参加企業様との懇親会の後、いよいよ慣熟歩行です。昨年もFG予選で来ましたが、起伏が激しい。普段平面のジムカーナ場しか走ってないから全然わからん。

コース図(2日目朝撮影)。練習と研究の過程が見えます。

しれっと流しましたがFGの車両は主催企業様が用意してくれたヴィッツGRMNです。150台限定の車両なんですが、この前駒場のすぐ近くですれ違ってビビりました(2回)。

ヴィッツGRMNとドライバー3名+メカニック日野。抽選で東大は11号車になりました。

1日目は練習走行。慣れない車両を使用するのでコース慣れ+車両慣れのための練習。本大会はシャラシャラのORCでおなじみ小倉クラッチ株式会社様にもご協賛いただいており、昨年はノーマルクラッチでしたが今年はORCの強化が導入されていました。エンジンノーマル車はノーマルクラッチが正義派の自分は扱いに苦戦し、練習走行2本とも一時停止からの再発進でエンスト。完全に自身を失くしましたが、スムーズに発進できていればそこそこのタイムなようで、2日目に期待です。他の二人はスムーズに動かせてました。負け。3人ともなんとなくコースとヴィッツの感覚を掴んだところで練習走行は終了。あとは外撮りとロガーで復習です。

実は今年から女子クラスが設定されており、東大からも3年進藤が参戦しました。車両はこちらも主催企業様用意のAURA NISMO。ガチの新しい車両来た。女子クラスはプロが遅めに設定したターゲットタイムにいかに近づけられるかというレギュレーションで競います。ただ、練習走行日に走ってみるとターゲットに届かない人が多数、ということでターゲットが8秒延びました。実際はやすぎた。プロは違う生き物です。

女子クラスのAURA nismo。進藤は白の3号車に乗車。e-powerなので走行後はボンネット開けて充電。BEVより楽ですね。[1]

進藤もターゲットタイムと自分のタイムの差分を把握して練習走行終了。宿に行きましょう。FGは参加学生には嬉しい大会で、宿も用意していただいてます。今回はルートイン福島西インター。なのですが去年と同じやろと考えてルートイン二本松に向かう水野。30分くらいかかるという話を道中で思い出し、二本松なわけないことに気づいてコドライバー進藤に正しい行先を案内してもらうことでなんとか耐えました。(15分プラス)

18時頃到着。夕食は19時までなのでチェックイン後すぐに会場に。この時佐伯は日産自動車株式会社の方と会場から一緒に行動していたようで未着。いつ頃到着か聞いたところ↓

え?

ダメそうなので5人分の夕食を4人でいただきました。

夕食後、各部屋で風呂に入り、集まって作戦会議です。各々の良い所、悪い所、抑えるべきポイントを話し合って反省終了。その頃ようやく佐伯から連絡が。(忘れてた)どうやら企業の方はルートイン二本松宿泊だそうで、佐伯はそっちに着いたようです。日野が迎えに行きます。お疲れ様です。残りの3人は就活が嫌すぎるという話をしてその日は解散、明日に備えて寝ます。

2日目です。おはようございます。普段は快適に寝られる4時起きか、6時まで寝られるけど快活かの二択を迫られる車部員ですが、今回は快適に寝て6時半起きです。朝食のビュッフェをいただき、8時のゲートオープンに合わせてエビスへ。普段と違い朝の作業がないため、受付後はコースを見ながらイメトレです。

8時30分ごろ。レンタカーエスティマで2日目からの応援組が到着。7乗で来たため、人権あるのは半分くらいぽい。お疲れ様です。下道で来たらしいですがアベレージ50km/hくらいないですか?

わナンエスティマ

昨日の走行と反省を思い返し、抑えるべきポイントを共有しながらコースウォークです。時間はたっぷりありましたが、1日目とコースは全く同じなので体力温存のため2本だけ歩いてピットイン。暑すぎ。あとは出走までリラックスするだけ。

いよいよ一本目の出走。佐伯、北原、水野の順で走行します。午後は多少雨が降るかもしれなかったので、一本目で少なくともそこそこのタイムを出しておくことが必要そうです。東大は去年全国3位だったので、後ろから3番目の出走順。昨日からいい感じの佐伯は全体的にノってはいたものの、中間の一時停止で後輪がラインに乗ってしまいはみ出しの判定でペナルティ5秒。生タイムが良かっただけに非常にもったいないミス。昨日の感じだと佐伯に若干負けてるか?くらいの北原でしたが、気合が先行してしまい1本目ミスコース。2人とも何やってんすか。2本目ちゃんとしてね。第三走者水野は途中一ヶ所ミスしたもののそこそこの走りでそこそこのタイムを出して目標達成?エンストしなかったのでヨシ。大学としてはノータイムですが、感触としては悪くはないといった感じで午前を終了します。

佐伯のはみ出し判定

お昼休みにはプロドライバーの同乗体験があり、自分と佐伯はドリフト界のレジェンド・今村陽一選手(豪華すぎる。個人的にはAPEXiのFDのイメージが強い)が運転するIS-Fのドリフト走行に乗りました。ノーマルの後席は剝がされており、代わりに前後計フルバケ4脚の変態仕様。プロのドリフト走行に乗れてホクホクです。

2日目も昼食兼懇親会を挟み、午後の走行です。結局天気はなんとかもちました。佐伯は1本目の反省を活かしノーペナルティ、生タイムも1秒以上更新し、結構いい感じのタイムを残します。この感じなら全国が見えてきた。1本目ノータイムの第二走者北原でしたが、タイムを残そうと気合が入りすぎてしまったか、なんとパイロンを食ってしまい黒旗DNF。ここで総合3位以内という全国出場条件は絶望的に。もうなんでもええわの気持ちで走った第三走者水野、2本目は攻め切って大会ファステストを記録します。長岡技科大、中央大の第三走者が残っていましたが結局水野が逃げ切り優勝。中央大の選手は昨年全国の個人優勝者で、大きくミスしてたのに生タイムでは自分+0.002秒でした。速い。しかもまだ3年。恐ろしい。

大学としては残念な結果に終わってしまいましたが、個人では表彰台の頂上(そもそも表彰が一人)に乗ることができ、東大自動車部もまだまだ負けてないところを見せられたと思います。佐伯のタイムも全体のなかで上位で、2年生の中では2番手くらい(未確認)、北原も佐伯と同列くらいなので、ドライバー勝負であれば東大は他大学と十分に戦える力を持っていると感じました。敗因は大会の不慣れであったので、今大会の反省を活かし色んな競技会に参戦して、来年に繋げます。9月には七大戦があるのでそこで東大自動車部の実力を見せてください。ぼくは出られないので頑張って。

来年は3人でここに立とう。

それではまた今度。おまけとして水野2本目の外撮りを貼っておきます。

東大自動車部では所属大学、学年を問わずいつでも新入部員を歓迎しております。上の動画のYouTubeチャンネルに色々動画が上がってますので、興味を持った方はぜひご視聴ください。活動見学も受け付けておりますので、X(@utac_shinkan)、Instagram(@utac_shinkan2024)、e-mail(utac.buin at gmail.com)のいずれかまでお気軽にご相談ください。あなたの車愛を受け止める愉快な部員が待っています。

[1]井上悠大, “激闘の大学バトルを制したのは長岡技術科学大学! 女子クラスは庄野涼香選手! フォーミュラジムカーナRd.2の熱戦をリポート”, WEB CARTOP, https://www.webcartop.jp/2024/06/1386692/, (参照2024-08-19).