全関ダートラ参戦ブログ
こんにちは、4年髙橋です。
去る6月25日、全関東学生ダートトライアル選手権大会が開催されました。
弊部ダート部車のミラージュはこの大会に毎回出ていますが、昔こそいた三菱も完全に影を潜め、今年も我々のみ、あとはインテグラやスターレットといった面々が並びます。インテグラはパワーにおいて、スターレットは軽さにおいて強みがあるので、これをいかに腕でねじ伏せるかが勝負の決め手となります。
このコは去年の夏から動いていない状態のぶっつけシェイクダウンにあたりますが、ヘッドライト周りの配線を大改修して、文句なしの全点灯をかませるようになりバッテリー繋ぎっぱなしでも上がらなくなり、車両は「万全の体制」で向かうことになります(フラグ)。なにより乗っていて安心感のある動きをしてくれます。エンジンはどこか遅いしフロアは穴開きだけど、規定が変わって出られなくなるまでは頑張ってもらいます。
さて前日練です。コースは島の内側をほとんど使用しない高速コース。初の学連大会である日野選手には丸和フルコースのスピード感に慣れてもらいます。この1月ほど前にも丸和奥半分のフリー練習会にお邪魔させてもらっているのですが、やはりスタートからの爆進はフルでしか味わえません。1ヶ月ぶりでなまった体を呼び起こします。
この日1日だけでも日野選手の大成長が見込め、一気に15秒ほど向上し、選手一同士気を高めることができました。自分もその日だけでかなりアクセルを踏み込んで走れるようになり、脳汁がドバドバ出て気持ちのいい会でした。壊してはいけない唯一の部車であるにもかかわらず、走行した回数は東大が最も多く、この日一番ミラージュが輝いていました。
宿は自動車部御用達の快活CLUBです。同日程のFormula Gymkhanaに行った彼らはすぐ近くのいい感じのホテルだというのに… あまりに気持ちよく走れたので興奮して眠れませんでした。
という訳で本番の朝を迎えます。まさしく快晴で、コースも前日練の高速セクションが残ったものとなりました。コースウォークの路面は散水で濡れていて、チームによってはA031や74Rを選択するところもありました。我々はヨコハマタイヤ様によるタイヤガーデン・グランドスカラシップおよび南湖自動車学校様よりタイヤをご支援いただき、A053とA031の新品セットを使うことができました。タイヤ選びに悩むことになりましたが、コースウォークを鑑みて初めはA053で自分が走ってみました。
祝!!!フラグを回収しました!!!
部車くんは以前からワイパースイッチが故障しており、使用するときは走行前に配線を直接つなぐことで運用していました。無理やりにでも直しておくべきでした。散水が開会式の最中に追加され、水たまりが増えていました。コースウォークの意義の一つが失われるので、コースクローズになってから路面を変えるのはやめていただきたい。という訳で、一番奥にできたクソデカ水たまりで視界を失い、後半で一切攻めることができなくなってしまいました。
続く他のメンバーにはこれを受けて031で走ってもらいました。タイヤが変わると前日練より食わなかったそうで走り方が変わってしまい、タイヤ選びの難しさを実感しました。
ということで午後となります。散水があっても結局乾くことと慣れが活きることに期待しA053で強行しました。他校が何を選ぼうと、こういう時は自己判断を強くできる方が強いです。
自分は午前のやりきれなさを拭おうとした結果走りが乱れてしまい、全体でタイムが下がってしまいました。これが実力。とても残念です。
日野は1本目で喫したスピンを克服し、傍から見ても「まあ耐え」な安定感のある走りを見せてくれました。あと2回全関ダートに出ると考えると末恐ろしいです。
泉は私を殺してきました。2本できっちり仕上げてくるこの男はやはり主将です。居場所のない私は要退部です。
肝心のベストタイムは、髙橋1:25.84、日野1:46.84、泉1:24.00で総合9位/10校となりました。タイヤは正解であったため、これを活かしてうまく走れば5秒ほど縮められたかもしれません。同時に、インテグラとの埋められない25秒差を痛感しました。
それでは泉および日野のコメントを以下に綴っていただきます。
<泉>
A053で走った2本目は、タイヤが路面にマッチしており、旋回中にアクセルを踏んでもグイグイ加速してくれたのでタイヤ選択は良かったと思います。一方走りの面では、大スピンを喫した全関ジムカーナが脳裏によぎり、車両の姿勢を極力乱さないような走りに徹してしまいました。タイムを残すという面ではそれも一つの手かもしれませんが、勝ちに行く上ではもっとインを詰めもっと踏み、ギリギリを狙っていくべきだったと感じます。少なくとも走り次第であと2~3秒は縮められたと思うので、鍛錬を積み思い切りの良い走りを目指したいと思います。続く七大戦では主管の成功&ジムカーナ・ダートラの二冠を欲張って頑張ります!
<日野>
新人戦以来の大会参戦でした。そのため経験不足が祟って2本ともスピンをしてしまいました。特にダートトライアルの練習はなかなか出来ておらず、土の上で車を制御する感覚が十分に身に付いていないことを実感する結果となりました。操作を行うタイミングがいまいち掴めなかったため、1本目はカーブなどが苦しく、2本目は逆に早く切りすぎることに。迫る七大戦までにはこの辺りの感覚をしっかり掴み、結果を残したいと思います。
例年悩まされてきたマシントラブルは今回起こらず、とても平和で安全に走り切ることができた大会となりました。一方でまだまだドライビングは磨くべきところが多いと思います。
今年の大イベントは七大戦の主管が残っています。盛り上がる大会となるよう、そして結果の残せる大会となるよう、個人としてもチームとしても研鑽を続けて参りたいと思います。
最後になりましたが、我々の活動はスポンサー様及びOB・OGの皆様のご支援によって成り立っております。感謝を申し上げるとともに、今後とも弊部の活躍をお祈り頂けると幸いです。