ロールケージ入れました①
昨年、ほぼDIYでロールケージを入れたので詳しく書こうと思います、時期主務の清水です。某カラではわかりづらかったことを中心に書いていくので、3部作くらいになるかなと思っています。
とりあえず今回はただ苦労しただけのパッド巻きなので、あまり参考にならないかもしれませんが、次回以降は内装外しと戻しを説明するので参考になるかなと思っています。
なお、車両はND5RC、取り付けたのはクスコsafety21の4点横バー付き、パッドはクスコ純正5.5mです。
まずはロールバーパッドが臭すぎたので数日天日干しをしました。家の前に謎の黒くて長いトイレの匂いがする物体を置くことはなかなか勇気がいりましたが、家の中に置くと絶望しか待っていないことが自明だったので近所の方々から変人扱いされることを覚悟の上、5日ほど干しました。
天日干しが終わったら、バーにパッドを巻いていきます!
まずは一番短いリアバーにパッドを挿入していきます。これだけで大変で2つで2時間以上かかった気がします。クレ556をバーに塗って潤滑してみたのですが、これでは全然滑りませんでした。滑らないときは、ただ押し込もうとするのではなく押し込んでたわみを作り、それを先へ先へと伝えていく感じでやりましょう。下手なグローブを使うと滑ってしまって作業に ならないので素手のほうが良いと思います。接合部を隠すことと縮みを考慮してすこしたわむくらい余裕をもって挿入し、あとでつけやすいように折り返してあります。なお、L・Rは接合部に書いてあるのでメモる必要はありません。
何とか終わったとはいえ流石にこの調子だと絶対にまずいと思ったので、有名ショップも使っていると噂のベビーパウダーを購入し、本丸の横バーに臨みました。
大変になることは予想していましたが、ベビーパウダーも買ったことだし3時間くらいで行けるかなと昼過ぎから作業を始めまたところ 食事を除いて10時間かかりました。日付が変わりそうになるくらいまでかかって寒さと情けなさで泣きそうになりました。もう一生やりたくないです。
問題となったのは曲がっているところです。曲がっているためにリアバーのようにたわませたとしてもイン側が詰まってしまい、アウト側が足りないのにパッドを繰り出せないという状況からなかなか脱却できず辛かったです。さらに、短い間隔に4か所の屈折があるため上記の問題が同時に多い時には3か所で発生し、地獄のような時間を過ごしました。
ずっと素手でやっていたのですが、さすがに手がダメになってしまい作業用グローブではグリップが足りなかったことからレーシンググローブを投入して何とか作業を終えました。その後グローブのグリップが著しく低下してしまったのであまりおすすめはしません。
どうすればよかったのかはあまり分かりませんが、まずはベビーパウダーをパッド内にも大量に突っ込み内側をパウダーまみれにして滑りを良くすれば楽だったのではないかなと思っています。
当初使い方が分からずにバーにパウダーを塗っただけでハメ始めてしまったのですが、そのミスが後々まで響いた感じはしています。
ただ、横バーに関しては人目に触れる場所でもないのでこれから説明するメインアーチのように切れ込みを入れてやった方が精神的にも身体的にも楽かもしれません。DIYでエアツールなど特殊なものを使わずに挿入作業をしようと考えている方は、覚悟をもってやった方が良いと思います。
何度も言いますが僕はもうこの作業はしたくありません。次やることになったら間違いなく切ってから接着剤で止めていきます。ただ、屈折が四か所あるのでとめるのも結構な作業になると思われます。どちらにせよ素人がやるのであれば半日は確保したほうが良いというのが僕ができる最大のアドバイスです。。。
横バーで地獄を味わって怖いものが無くなった僕はメインアーチに突入します。パッドの折り目ではなく平らな面の真ん中あたりをカッターで切っていきましたが、斜めにならない限り断面がギザギザになってしまっても全く問題ありません。素人作業であればむしろその方が都合がよかったです。定規とチャコペンで線を書き、定規をあてがいながらガシガシ切っていきました。
切ったらメインアーチに巻き付けていきます。つぶれた形のパッドならすぐに巻き付くだろうと思っていたのですが全くそんなことはなく、押さえつけながら巻き付けることになりました。意外と大変です。タイラップを使ってもよかったのですがパッドを切らずに外せる自信がなかったのでマスキングテープを使用しました。ここで一番重要なのは、もともとくっついていた場所同士をくっつけることです。そのため断面がギザギザになっていればどことどこがくっついていたのか分かりやすく、悩むこともありません。マスキングテープで10-15cmくらいの間隔をあけながら断面同士をがっちりと固定していきます。
なお、切れ目をどこに持っていくかは自由だと思います。僕は取り付けた際に切り口が下になるようにセットしました。
固定したら接着の開始です。僕は月並みですが瞬間接着剤のカリスマ、アロンαを使いました。注意事項としては、家に置いてあるものがあったとしても新しいものを買うことです。家にあった5年物くらいのものを使ったところ全く接着しくせに一度パッドにつくと絶対に取れないシミを作り、心底むかついたのですが、新しいものを使うと一瞬で接着したうえパッドに付着してもすぐに拭き取れば全く問題ありませんでした。
話が脱線しましたが、接着をしていきます。
失敗しないためには、巻いていたテープとテープの中間・テープの左側・テープの右側と3か所を、全部の中間が終わったら左側、次右側というように止めていくと良いと思います。そこまで行ったらテープを外してテープで止めていた場所を接着していきましょう。
もともとくっついていた場所同士をくっつけることに全神経を集中させて頑張ってください!!!!そうしないと残念な仕上がりになります。。。
ここまでいったらほとんど止まったも同然です。残った止まっていないところをこれまでと同じように止めていきましょう。
パッドがバーからトンズラする心配はもうないので、30か所くらいの断面が見えている場所を順番に止めていく単純作業になります。
時間のかかるチャレンジ要素の何もない単純作業なのでつまらないという残念な情報をお伝えしておきます。
さて、やっとパッドを巻き終わりました。
僕自身の作業時間は20時間くらいだったかと思いますが、このブログに書いた細かい注意点に気を付けれが5時間くらいは短縮できる気がします。
DIYでやろうという勇気のある方々ご健闘をお祈りしています。