全関東学生ジムカーナ記念大会参戦ブログ
大晦日の日にこんにちは、3年の岡田です。今年度をもって主務を後輩に引き継ぎますのでこれが主務としての最後に仕事になります。1年間お付き合いいただき誠にありがとうございました。UTACでは執行代は3年生、4年生は平社員です。年末のあいさつブログを書いていた新主将小坂を筆頭に、下の代がこれからのUTACをしっかりと率いてくれることでしょう。自分は老害にならずに成績に貢献出来たらいいなと思っております。
さて、今回のブログは去る12/19にツインリンクもてぎ北ショートにて行われました全関東学生ジムカーナ記念大会の参戦記です。自動車部界隈も世界的パンデミックの影響を受け、例年解されておりました学連戦がすべて中止となってしまいました。そのような状況下で自動車部OB融資の方々と学連の協働により記念大会という形で今大会の開催に至りました。大会の開催に尽力された数多くの方々に感謝いたします。弊部では今年度より株式会社アップガレージをスポンサー様として新しく迎え、その支援の下でA050の新品導入という初の試みを成し遂げました。昨年の全日本学生ジムカーナでは新品の03Gを導入しましたがコンパウンドが路面コンディションに合わず、十分に性能を発揮することが出来ませんでした。今回のこの新品導入によりSタイヤのストックが生まれ、練習時のセッティング出しやノウハウ蓄積に大きく貢献できることが見込まれます。今後の更なる成長に役立てられることでしょう。
UTACは第1走が四年生の吉原勇斗選手、第2走が私、第3走が12/31現在ギリギリ現主将の池田卓彌選手という布陣で臨みました。吉原選手は現役最後の大会ということで一段と張り切っていた様子でした。3人ともFFジムカーナ車を所有しておらず、部車を運転する機会も大会前に1度あっただけというやや調整不足な状態で大会に臨むこととなってしまいました。コロナ禍の中で練習会を開催し部車の運用をするのは依然障壁も多かったです。来年度の事態好転を願うのみです。
午前は吉原選手が1’20.811、私が1’18.893(PT1)、池田選手が1’17.230をマークしました。個人ではあまり速いタイムを叩き出してはおりませんでしたが団体入賞の可能性がちらつきはじめました。ただしそのためには全員のタイムアップが不可欠だということで、昼休みの間選手3人でコースウォークを入念に行い、その時インフィールドのヘアピンのアプローチについて3人でチェックをしました。ブレーキングをしながら2速→1速のシフトダウンをするのですが、そこで止まりすぎてブレーキが若干余ってしまう選手が多くいたことに注目し、シフトダウンを極限まで遅らせることでターンイン時の姿勢を乱さすブレーキング、コーナーのクリッピングポイントで1速シフトダウン、立ち上がり全開という方針を立てました。コースウォーク中に選手間で走った感じ、見た感じを共有する(車載動画やデータロガー等も併用して)ことはチーム全体でタイムアップをする団体戦ならではのいいところだと思いました。
午後は吉原選手が1’17.323、私が1’16.486、池田選手が1’16.623と各々タイムアップを達成したものの池田選手がまさかの完全停止忘れでペナルティーを喰らってしまいます(皆さんも気を付けましょう、私も新人戦でペナルティーを喰らった経験者です)。そんな凡ミスもありながら何とか団体4位を獲得することが出来ました。昨年の全関、全日共に8位という結果でしたので、今回の大会が最もお立ち台に近いものとなりました。
今大会参戦を通して弊部は二つのことを成し遂げられました。一つ目が学連戦参戦体制の確立、二つ目がチーム力の向上です。今大会で新たにスポンサーを獲得しSタイヤを履けたことでこれまで他の強豪校に比べて劣っていた参戦体制を幾分か向上することに成功したのではないかと思います。昨年度自腹をきってSタイヤを買った身分からすると大きな進展です。それに加え、チームとしても参戦に意欲的な雰囲気が現れてきたのではないかと考えます。七大戦を主軸に活動している弊部は学連戦参戦に消極的な部員も少なくありません。そんな中でSタイヤ購入や練習会での部車運用が承諾される雰囲気が出来上がってきたことがうれしかったです。資金には限界がありますので常にそことの相談が必要になってくるとは思いますが、これからも学連戦へ意欲的に参戦できること、それに加えて今回の成績を足掛かりに「勝ちにこだわる」チームの姿勢が継承され、さらなる高みを目指すことが出来たらうれしいです。今後の弊部の展開が楽しみですね…!