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B級ライセンス講習会&ラリー体験会に行ってきました

2年の海老原です。12月初旬にB級ライセンスの講習会とラリー体験会に行ってきました。

会場は埼玉県鴻巣市の関東自動車大学校です。広大な駐車場とどんな大きさの車も入りそうなガレージがあり、都心のキャンパス内にある我が自動車部のガレージとは比べ物にならないほどの広さで羨ましい限りでした。敷地内にはとんでもない魔改造された車や、何かの車から外された大きなエンジンなどが置かれていて少し歩くだけでも目を引くものが所狭しと並んでいます。あとGT-Rもいましたね。

さて話が少しそれますが、うちの自動車部は全日本学生連盟のジムカーナとダートトライアルの大会に毎年出場しております。その大会に出場するのにJAFの国内B級ライセンスが必要であり、ほとんどの部員は取得するということになっています。そしてこの度は東京ラリー部会様の主催でB級ライセンスの取得とラリーの体験会に格安で参加させていただきました。今年は1年生3人と2年生1人の参加です。

B級ライセンスの講習会は2時間ほどかけて行われ、モータースポーツの種類からライセンスの種類の話まで丁寧に教えていただきました。今回のブログではその後のラリー体験会の方を詳しく書かせていただこうかと思います。

ラリーというと一般人からするとあまり身近ではないものだと思いますが、実はわが東大自動車部にとってもあまり身近なものではありません。昔にはラリーをやる人もいたようですが、現在はジムカーナとダートトライアルのみでラリーの経験者はいません(ラリーはお金がかかるというのがホンネです)。普通の人にとってはたまにテレビで流れるWRCが一番身近かもしれません(最近では愛知県・岐阜県で行われたラリージャパンが話題になりましたね)。テレビでは主に全開走行で林道や民家の脇を駆け抜けるSS区間の迫力ある映像しか出てきませんが、それ以外の区間のことはあまり知らなかったし、興味を持ったことがありませんでした。今回のラリー体験会ではSS区間とその間のリエゾン区間を設定し、模擬的にラリーの一通りの流れを体験することができました。

ラリーでは車を操作するドライバーと道案内などをするコドライバーの2人1組で走行します。まずスタート地点を出発します。この時に紙に通過した印をつけてもらいます。ラリーというのはかなり時間に厳しい競技で、時間内にSS区間のスタート地点までスタートし、決められた時間にスタートしなければいけないです。その期間の記録をこの紙にしてもらいます。

スタートしてからはリエゾン区間なのですが会場の近隣の道をコドライバーの案内のもと移動します。コドライバーは道の間違えがないよう注意を払いつつ、ドライバーに正確に伝えなくてはいけないため個人的にはドライバーよりコドライバーの方が大変さを感じました。リエゾン区間が終わったら規定時間にSS区間のスタート位置につきSS区間を走ります。とは言っても全開で走るのは危険なため、今回は模擬的はSS区間ということで100~200mほどの区間をドライブです。SS区間が終わったら再びリエゾン区間に入り、次のSS 区間まで移動するという流れです。

体験会の初めに実際のラリーの大会の地図を見せていただきましたがSS区間よりリエゾン区間の方が圧倒的に長かったです。テレビではSS区間の全開走行の映像ばかり流れるのでてっきりSS区間の連続なのかと思っていました。また、最近の音声案内付きのナビが搭載されている車の運転とは違い、どこにいけばいいかをコドライバーに一人しなければいけないため緊張感とコドライバーへの信頼感が必要な競技だと感じました。

今回の体験会では普段することのないラリー競技の一連の流れを体験することができました。これからの人生でラリーをすることはないかもしれませんがラリーの知識がついたことでモータースポーツの楽しみ方がまた一つ増えたように感じました。今度機会があれば実際のラリーの会場に足を運んでみたいと思います。今回B級ライセンス講習会とラリー体験会を開催してくださった東京ラリー部会の方、貴重な体験をありがとうございました。