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駒場祭

あけましておめでとうございます。
2024年内に出すと宣言していた駒場祭のブログですが、なんやかんやで年越してしまいました。
本年もよろしくおねがいします。

さて、11月22日から三日間にわたって開催された駒場祭ですが、自動車部はしばらくぶりの出店となりました。
コロナ前の2019年に出店したのが最後のようなので、実に五年ぶりの参画ということですね。

五年ぶりということで、当時のノウハウをもつ部員もおらず、過去資料等やクラス出店の経験を頼りとした実験的な出店にいろいろ苦戦しました。まず、販売する食品を絞り込むのにも一苦労。駒場祭委員会の課す様々な制約を満足しながら、同時に売り上げも意識しなければならず、部内ミーティングでも一回では商品決定に至りませんでした。

多数挙がった食品候補の中から

  • 被らない
  • 作るコストが高くない
  • 調理法が簡単
  • 他団体の出店実績がある

という理由で、選ばれたのはじゃがバターでした。

そうと決まれば、調理器具や食材等の調達を進めていくわけですが、ここでも駒場祭のルールが諸々あり、一筋縄ではいかないんですね。

じゃがバターといえば丸々のじゃがいもを蒸して提供することが一般的と思いますが、調理工程は一工程まで、刃物の使用禁止、事前の仕込みもNGというルールがあるため、カットされたじゃがいもを用意する以外になすすべもなく、食べやすいサイズのカットじゃがいもを採用することになりました。結果的には、食べやすいということで高評価だったのでよかったです。

また、直前まで気づかなかったのが、乳製品の使用禁止ルール。そんなんじゃがバターつくれないやんけ、ということで、純バターは用いることができず、厳密にはじゃがバター風の料理を提供することになりました。

↑じゃがバターのトッピング。主将ごり推しのごまドレはほとんど売れませんでした(笑)

当日は、三日間通して天気にも恵まれ、じゃがバターを食すにはあるいは温かすぎる陽が差していました。特に平日開催となる初日は、鍋の前で調理している間も暑くて仕方ないほどでしたが、空模様とは対照的に売り上げは雲行きの怪しい時間が続き、最終的な販売数はわずか25食。

25食。

この販売数には、シフトに入れない部員や部員の知り合い等の関係者による購入分が含まれていました。
初日は平日であり、駒場祭の来場客自体が少ないとはいえ、前代未聞の初日売上に赤字を覚悟せざるを得ない状況でした。いやあ、そんな売れないことあります??友達かき集めるだけでももっと売れそうですけどね。自動車部員は友達が少ない?

明けて休日の二日目。
さすがに休日ということで来場客数も爆増し、当然じゃがバター(風)の売れ行きも一日目の総販売数をたやすく超えるペース。しかし、午前中の時点では、目標販売数の150食程度にはとても届かなさそうな様子でした。
部員も文化祭出店の難しさを感じていたと思いますが、午後になると、なぜか販売数が伸びていき、一日目の敗北を巻き返せる兆しを見せ始めました。

何が販売数に寄与しているのか正確なことはわかりませんが、自動車部のお客さんの属性を分析してみると、明らかに他店舗よりも子ども連れが多い傾向がありました。店舗傍で展示していたGT-Rの効果もあり、子どもたち(とおおきいおともだち)に関心を寄せていただき、結果じゃがバターも購入してくださるという流れがしばしば見られました。

三日目も同様に、子どもたちになかなか人気のGT-Rのおかげもあり、そこそこ順調に売上を伸ばすことができました。若者を筆頭に日本国民のスポ車離れが深刻な世相ですが、さすがのGT-Rといったところか、知名度は抜群ですね。(まれに全然違う車だと思って話しかけてくださるお客さんもいましたが)

個人的に驚いたのが、中高生くらいの女子たちがGT-Rに興味をもって集まってきていたことです。弊自動車部は、東大標準的男女比率を誇っているため、女性、しかも免許も持っていない子どもがスポーツカーに興味があるなんてこともあるのだなと感心しました。ぜひ、東大に入学して弊部から学連女子の部に参戦していってほしいと思います。

また、思っていたよりもじゃがバターの味が高評価で、何組かはリピーターが現れました。嬉しいことです。他の店舗でもじゃがバターがいくつか出店されていましたが、わざわざ食べ比べて一番うまかったとおっしゃったお客さんもいました。すごい情熱。

結局、初日以外は概ね販売目標数を達成することができ、無事赤字を回避しました!めでたい!
ちなみに、売れ残ったじゃがいもは部員で頑張って食しました。一人数十個のじゃがいもは流石に厳しいって。しばらくじゃがいも食べたくない気持ちになりました。

ご来店いただきました皆さん、ありがとうございました!
(筆者は)来年(もう今年か)も出店するつもりですので、このブログを読んだ方は必ずご来店いただきますようよろしくお願いいたします。