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受験生応援ブログ 2024 ver.

受験直前に余裕かましてブログを読んでいる受験生が果たしているのでしょうか。
もし今年受験する受験生が読んでいるのならば、ブラウザバックを推奨したいですが、是非合格した暁には自動車部に見学に来てください。お願いします。

さて、ブラウザバックを推奨したにもかかわらず読み進める人がいるのか、そもそも受験生は読んでいないような気もしますが、毎年恒例企画ということなので進めていきます。高校生とかで読んでる方は来年度以降に役立ててください。

差し出がましいアドバイス① 〜1日目に自己採点はするな〜
ご存知かと思いますが、東大の二次試験は二日間にわたって実施されます。1日目が国語と数学で2日目が理科or社会と英語ですね。東大はこれでも日本の”最高学府”ですから、世間の注目度も高く、1日目の夜には解答速報なるものがTwitterに流れてきます。決して見ないようにしましょう。何にもいいことありません。
2日目にどのくらい点をとればいいかの心算ができるとか言ってる人もいますが、とろうと思って点がとれるならはじめからとりましょうね。僕の友人でも、大胆にも1日目に自己採点をした子がいました。彼は「3完3半した」といっていましたが、蓋を開けてみれば50点とかでした。自己採点は当てになりません。

差し出がましいアドバイス② 〜リスニングは聞こえづらいことを覚悟をしよう〜
東大受験生には有名な話ではありますが、東大のリスニングは試験教室や座席位置によって聞こえづらいことがあります。僕は屈辱にも人生で二度東大英語を受験したのですが、一度目は新しめの小さい教室、二度目は法文2号館の大教室(ニュースで映るところ)でした。あまり鮮明には覚えていませんが、やはり大きい教室だと声が遠い感覚はあります。反響して聞こえないというほどではないですが、もともとの音質が良い訳ではないので(模試とか共通テストはめちゃくちゃ音質良い)余計聞こえづらい気がしました。
もともと音質が悪いことは知っていたので、僕は試験勉強中から若干の対策をしていました。わざわざ3000円くらいのCDプレーヤーを買って、ダンボールにプレーヤーを入れて毛布を被せてくもぐった音声でリスニング問題を聞いていました。まあ結局本番は20点くらいしか取れなかったんですけどね。

差し出がましいアドバイス③ 〜記述はとにかくアピールしよう〜
これはn=1(浪人数ではないです。浪人数だけど)の話なので、信頼性のほどは高くないですが、東大入試の採点は記述内容がかなり見られてると思います。特に数学。
僕は、2020年と2021年入試を受験したのですが、大きく点数が伸びた科目が数学でした。ただ、本番の感触としては、2020年(落ちた時)は数学結構取れたな〜という感じで、2021年は数学0完ッッ!という感じでした。しかしながら、実際の点数は2020年が20点台(は?)で2021年が60点台という結果。正直未だに納得してはいないのですが、謙遜とかではなくガチの0完で60点を越えました。
何が現役時と浪人時で違ったのか。少なくとも認知している範囲では、記述で採点官にアピールしたことが功を奏したとしか考えられません。現役時は完璧に解けた(と思い込んだ)4問があった一方で、2問はほぼ手付かずでした。浪人時は1問も完答できなかった(大問1さえも)ものの、全ての問題にコメントを残しました。今でも憶えているのは、積分かなんかの問題で「これを部分?積分すれば解ける」と書いて計算を放棄しました。他にも整数の証明問題で「あとはこれが証明できれば良い」みたいな趣旨のことを書き殴りました。それでも半分以上の点をもらえたので、ここまでわかってますよ〜というアピールは存外有効なのだと思います。
なお、同様の作戦で化学は計算式だけ書いて計算しなかった(今考えると大博打すぎるが)のですが、20点台でした。化学はむしろ計算力が問われているのかも。

もう受験の話なんてする機会はないと思っていましたが、案外まだ覚えているものですね。さすが東大生。結果がどうなろうが(受かったのでそんなこと言えますが)、ちゃんといずれ過去になるものなので、なんやかんや耐えるという気持ちで臨んでもらえるとよろしいです。

おまけ 〜個人的に気に入っていた参考書3選〜
今更新しい参考書に手を出すのは愚策なので来年度以降の参考にしてください。
【1】文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード
圧倒的に良いが、誰も使ってなかった。とてもおすすめ。本当におすすめ。
【2】スクエア最新図説化学
学校で配られた化学の図説。図説ならなんでも良いが、カラーの図説は必携だと思う。なお二次試験20点台。
【3】英語長文読解教室 伊藤和夫
同著者のビジュアル英文解釈が結構気に入ってたので買ったが、題材の英文がなかなか面白かった。これも誰も読んでなかった。