第63回七大戦〜ジムカーナ〜
栄光と伝統の自動車部七大戦の季節が今年もやってまいりました。(投稿が遅れたのでもう二ヶ月前です)
※七大戦=日本にある旧帝大(北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大)の運動会所属部活で競う大会
ここ最近の東大自動車部の戦績を振り返ってみると、
2015 総合優勝(ジムカーナ3位)
2016 総合優勝(ジムカーナ優勝)
2017 総合優勝(ジムカーナ2位)
2018 総合3位(ジムカーナ2位)
2019 総合2位(ジムカーナ優勝)
2021 総合優勝(ジムカーナ優勝)
2022 総合3位(ジムカーナ優勝)
2023 総合4位(ジムカーナ4位)
・・・・・・あれ、思ってたより強豪ですね。昨年は人手不足の中での主催ということもあり、なかなか思うような結果が出ませんでしたが、今年こそは東大の復活をかけて部員一同挑んできました。
出場選手と車両は以下の通り
G1クラス 選手:3年北原 2年海老原 車両:ZC32S
G2クラス 選手:3年日野 2年木原 車両:DC2
G4クラス 選手:2年佐伯 2年竹内 車両:BCNR33
OPクラス 選手:4年水野 1年青山 OB泉 OB髙橋 OB宮田
会場は、岡崎のキョウセイドライバーランドでした。当日は天気も良く絶好のジムカーナ日和。
ジムカーナの朝は早い!ゲートオープンは6:30なので、遅くとも7:00には現地に到着したいのですが……
筆者はあろうことか7:30に現着しました。ご迷惑をおかけしました。
ミスコースが命取りとなるジムカーナでは、慣熟歩行が命です。ここでライン取りやシフトをしっかり確認して、まずはタイムを残すことが重要です!一本目は確実に走りましょう!
さて、出走はG1クラスの北原から。大会一番手の出走となります。先日のFGではミスコースに泣いたこともあり、きっと入念なコースウォークをしたことでしょう、しっかりとタイムを残し2本目に繋げます。
東大二人目の出走は、2年生の海老原。入部から一年も経っていませんが、競技モチベは部内でも随一です。スイスポのオーナーとして威厳をみせたいところですが、一年以上の経験の差もあり北原には及ばず。しかし、一本目でMCもPTもなく、安心感のある走りを見せてくれました。
東大三人目の出走は、2年生木原。筆者です。去年も七大OPクラスで出場し、ぶっちぎりの最下位を獲得しました。今年は脱最下位、だけでなく、2年生の中では勝ちたいなと思っていたのですが、一本目まさかのMC……他人のMCの心配してる場合じゃなかったですね。
そして四人目は我らが主将、日野が出走します。去年はまさかのドライバーDNSで涙を飲んだ男。今年こそは結果を残したいところ。乗り慣れない筆者の車に苦戦しつつも、第一走のなかでは真ん中あたりの順位につけました。
G4クラスは佐伯竹内を含めてわずか4人のエントリー。二人にはなんとしてもポイントを獲得してほしいところ。特に佐伯は愛車のギャランを2万キロ近く乗り回し、先日のFGでもなかなかのタイムを出していたので期待がかかります。ただ、今回は竹内のおろしたて33を初運転するということもあり、踏みちぎれなかった模様。それでも、G4で暫定トップを獲得。
続く竹内は、愛車がかわいいのでしょう。コース内高級車ドライブを披露し、部員からは「踏め!」の大ブーイングを浴びていましたが、彼はまだMT免許取得から3ヶ月しか経っておらず、MT競技走行もほぼ初めてなのです。大目に見てあげてください。→MC。おい、せめてタイム残せ!(お前もな)
午前の走行ではパッとしない東大勢。午後の第二走では、なんとかポイントを獲得したかったのですが、、、
一人目の北原が痛恨のMC。一方、海老原は一本目から大きくタイムを伸ばし北原一本目に競り勝つも、他大には及ばず。一本目MCの木原はタイムを残したものの、上級生には全く及ばない結果(どころか他大2年生のスイスポに負けた)。日野も生タイムではタイムアップしたのですが、PTで+5秒となってしまいました。
残るは、一番期待値の高いG4クラス。佐伯二走目は一走目よりもかなり踏み込んだ走り、このままいけばG4優勝はもらった!→最後のおにぎりでパイロンを食いDNF……。詰めの甘さが出てしまいました。竹内も相変わらずのドライブでタイムは残ったものの、表彰圏外に終わりました。
このようにかなり厳しい戦いとなった七大クラスの結果は
G1 海老原8位 北原9位 /11人
G2 日野10位 木原12位 /15人
G4 佐伯2位 竹内3位 /4人
団体 6位/7校
となり、過去にない散々な成績となってしまいました。苦杯を舐めた去年よりもさらに2つ順位を落としたというだけでなく、現状では他大に対して歯が立たない状態であるということを認識させられる大会でした。
ただ、OPクラスで出走した水野(自動車部4年目だが七大戦の規定上出られない)が、OP後輪駆動クラスで11人中2位を獲得、OB髙橋もOP前輪駆動クラスで4位/11人を獲得するなど、先輩として背中を見せる活躍をしてくれました。また、OPクラスで出場した1年生青山も、無事走りきり、タイムを残しました。これは来年以降に向けての大きなアドバンテージになると期待しています。
個人的な総括としては、部活の取り組みを省みさせられる大会となりました。個人的な忙しさを理由に練習から遠ざかっていたことや、部として勝ちに行くという気持ちの部分で足りないところがあったのではないかと思います。幸い、今年出場したメンバーは(筆者を除いて)来年も出場資格があります。来年すぐに優勝を奪還するのは難しくとも、レベルアップした姿をみなさまに見せられるよう精進します(してください)。
さて、七大戦はジムカーナだけではありません。ダートトライアル、そしてげんこつ(去年は佐伯が優勝)が残っています。東大はここから挽回できるのか?ダートラ、閉会式の様子は続編をお待ちください。