全関ジムカーナ参戦ブログ
皆さんこんにちは。主将の泉です。
5/13(土)に開催されました全関東学生ジムカーナ選手権大会の公式結果が先日発表されましたので、こちらのブログにて参戦記を公開させていただきます。
まずは大会前の取り組みから。
今年のUTACでは部員の運転技術向上に力を入れています。例年はおよそ2ヶ月に1回のペースで部内練習会を実施してきましたが、今年は頻度を増やし、1~1.5ヶ月に1回は部内練習会を開くようにしています。今年に入ってからはすでに5回練習会を実施し、若手ドライバー(本当は自分も若いはずなんですが……😢)の育成に努めています。資金力に余裕のある他大学に比べるとはるかに少ないかもしれませんが、残りは各部員の努力と技術でカバーします💪
また、今年は七大戦の主催や、その他新形態の大会への参加も決まっており、ますます強いチームを作る必要性が高まっています。目指せ七大戦主催&優勝!
今回の記事の主題である全関ジムカーナは、全日本学生自動車連盟(学連)関東支部の主催する大会です。参加するのは主に関東圏の私立大学が中心で、各校自慢の部車を持ち込み、3人のドライバーの合計タイムで競う団体戦競技です。
本大会参戦に向け、4月に浅間台スポーツランドにて選手選考を行いました。後輩たちも含めた選手候補間でのバトルとなりましたが、4年が(なんとか?)意地を見せ、選手は泉、髙橋、山田の3名に決まりました。
次に5月初頭には、ドライビングパレット那須で行われた新歓兼練習会において、部車を使った練習+選手による新タイヤ練習を行いました。今年から学連戦はタイヤの規定が変わり、従来使用していたSタイヤが使えなくなりました。そこで今年度からは、ヨコハマタイヤ様によるタイヤガーデン・グランドスカラシップのお世話になり、新しくA052を投入することになりました。また、南湖自動車学校様にもA052をご提供いただき、練習・本番共に新タイヤを使えるようになりました。タイヤをご提供いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
練習会当日は雨でしたが、予想以上にA052はグリップし、またサイドターンもしやすく、未経験でもなかなか乗りやすいことがわかり一安心です。大会当日も雨予報が出ていたため、この練習での感覚を忘れずにいけばうまくいきそうな予感がしました。
そして迎えた大会当日、予報通り天候は雨。2021年、2022年に続き3年連続のレインコンディションです。また今年のコースはこれまでと違いかなりテクニカルで、サイドターンの完成度がタイムに直結するようなコースとなっていました。これは選手たちの腕の見せ所です。
ちなみに今年は部車であるDC2インテグラのカラーリングを一部変更しました。東大を象徴する水色(淡青)と黄色でリップスポイラーやホイールを塗り分け、ちょっとチャンピオンシップホワイトの面積が減りました。フロントガラスからの雨漏りも修理+ばっちりガラココーティング済みなので、大雨でも快適に競技走行ができるようになっています☔️。エンジンは昨年の全日本の際に載せ替え済みです。
第1走者は髙橋です。ウエット路面では練習済みとはいえ、富士の路面との相性がわからないので、まずはタイムを残しに……と思ったらスピン!!そもそもコース一番奥のパイロンでミスコースをしていたため、タイムなしで帰還。雲行きが怪しくなります。
第2走者は山田です。髙橋の走行でタイムが残らなかったことに加え、第1ヒートよりさらに雨脚は強まったために恐る恐るの走行ではありましたが、無事にゴール。23秒台とまずまずのタイムを残します。
第3走者は泉です。主将の意地を見せるべく、他大に追いつけるよう頑張ります。結果は15秒台で、午前中では個人8位の好タイムを残すことができました。東大の部車は他大学に比べ直線のスピードに劣る一方で、このような路面状況では、いかにミスなく走るかによって他大にも追いつく見込みが立ってきました。また、サイドターンではパイロンをオーバーランしがちかつスラロームの最後にミスがあったため、これらのミスをなくせば13秒台にも入れそうな雰囲気です。
昼のコースウォークを挟んで午後第1ヒート。(午前中戦犯😡の)髙橋が出走し、無事16秒台のタイムを記録しゴール。前述のように学連戦は団体戦なので、各ドライバーが平均的にタイムを上げることが勝利につながります。午後の出足としていい流れになりました。
つづく2走の山田。ここで午前同様雨脚が強まり、路面はフルウエットに。なんとかタイムを上げたいところでしたが、痛恨のスピン。午前のタイムがベストとして記録されることになりました。
そして迎えた3走泉。午前中にタイムを残せていたので、午後は本気でアタックするつもりで臨みました。午前中の課題は
①サイドターンをパイロンに寄せる
②スラローム最後を慎重に行く
だったので、これらを改善して13秒台を狙います。最初のサイドターンはパイロンから離れてしまいましたが、その後は順調に走ることができ、外周はなかなかスピードを乗せることができました。そしてやってきたスラローム、デモランナーの方と同じポイントでブレーキを踏んだ結果……スピン!!パイロンまで弾き飛ばしてしまいました。デモランナーばりの腕があればよかったのですが、もっと慎重に行くべきでした……。結局13秒台は幻に消え、その後はなぜか華麗なサイドターンを決めつつゴール。
最終的な成績としては、個人順位が全57人中髙橋23位、山田46位、泉17位となり、団体成績は全19校中9位となりました。昨年よりは順位が上がったものの、雨を活かせば合計8秒近くはタイムアップできたと思われ、総合6位くらいを狙えたのではないかと悔しい思いです。
ここで各選手のコメントです。
<髙橋>
ジムカーナの大会は4年生にもなって実は今回が初めてでした。雨の走行自体は練習会でやっているので謎の自信だけある状態での出走となり、結果はまさしく大失敗。2本目こそ安定した走りを心掛けたものの、泉の1本目にも1秒ほど及ばず、悔いの残る結果となりました。タイムが残るという心の余裕は大事なので、やはり1本目は確実に走り切りたいものです。全関ダートでは無事に走りきることを1本目の第一目標として、2本目で攻めていきたいと思います。
<山田>
初めての学連の大会でしたが、ウェットに慣れておらず悔しい結果となりました。予定が合わず直前の練習会に参加できなかったのが痛かったです。これから後輩たちには選手層を厚くして切磋琢磨しあってほしいと思います。
<泉>
これまでの大会では、ライバルに対し運転技術が追いついておらず、結果が伸びなくとも腕のせいであることが多くありました。一方今回は、技術的にはもっと上を目指せたはずなのに……という強い後悔が残る大会となりました。あまりの悔しさに、僕は社会人になってもジムカーナを続ける強い覚悟を決めました。将来的にはFFのPN車を買って競技を続け、いつかはこの悔しさを晴らせるような結果を出したいと思います。
最後にはなりましたが、日頃より弊部の活動をご支援いただいております、スポンサーの皆様、OB・OGの皆様、その他関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
今年は全関ダート、新形態のジムカーナ大会、七大戦主催と、数々の取り組みをさらに加速させてまいります。今後とも弊部への温かいご支援・ご協力をいただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。