こんにちは、みなさんお元気でしょうか。２年生の青山です。
この度は立教大学さんの主催するダートの練習会に参加してきましたので、そのハラハラドキドキの一部始終をお届けいたします。

5/31（土）に丸和（つくるまサーキット那須）で立教大学さん主催の元、多くの大学が集まるダートの練習会が開催されました。
今回は、6/22（日）に行われる全関東学生自動車ダートトライアル選手権大会に出場する選手の選考も兼ねた練習会であり、長い期間をかけてギリギリで完成した（？）、新たな部車となるヴィッツRSのシェイクダウンも同時に行われました。筆者はそもそもダートの経験が浅く、まだ２回の練習会に参加してダートの路面を車で走ったことがある、程度であったため、今回の練習会では感覚をつかむことが一つの目標でした。

ということで早速、計測前の１回目の練習走行です。
ここで驚きの走行を見せたのが２年の星野です。ダートの経験は筆者と同じくらいかそれよりも少ない程度でしたが、なかなかのスピードでリアを出し、砂利を掻きながら走るという、経験者に間違われるほどの走行を見せます。
同じ２年生として負けていられない、と言いたいところですが、久々のダート走行であり、次の大会に使われる部車に乗るということもあって、かなり緊張していました。そのせいもあってか、最初のゆるいコーナーで怖さを感じてしまい、ブレーキを踏んでしまったことで危うく土手に突進しかけます（恐怖）。ここで、アクセルを踏むと逆に危ないということを悟ります。しかし、最後の大きいコーナーでは、以前の練習会の感覚を思い出してリアを出して曲がることができたので、収穫ありです。

２年生がなかなかいい走りを見せ、部車も特に問題なさそうだったことでいい雰囲気の中、悲劇は突然起こります。なんと４年日野の車両が横転してしまいます。自動車部に入ってそろそろ１年経ちますが、実際に車がひっくり返るのを見るのは初めてでした。自分は直接目撃したわけではありませんが、その瞬間の映像や牽引されて戻ってきた車を見ると、なかなかショッキングなものでした。

さて、気を取り直そうと思ってもなかなかそうはいかない中、いよいよタイム計測に入ります。
ここでやはり速いのが２年星野です。先輩たちと並べて見ても遜色ないタイムを残します。
本人は「そんなに踏んでない」と主張していましたが、部内で一番速いタイムが55.47であったのに対し、56.56というタイムを残したので、明らかにおかしい（と私は思います）。

一方で自分はというと、コツを掴んだおかげかなぜか綺麗な姿勢でコーナーに進入できた部分もあったのですが、その後ゴール近くでやはりビビってしまい、ブレーキを踏んだせいか土手に少し乗り上げ、危うく差し掛けます（恐怖（2回目））。

当日は天気の変化も激しく、雨が降ったり止んだりしていました。午前中は比較的晴れていましたが、午後になると雨が降り始め、路面もウェットになり午前中とはコンディションが大きく変化しました。

そんな午後でまたいい走りを見せたのが２年関戸です。彼は２年生のうちに100回練習に行く宣言をしており、常識では考えられない頻度で浅間台に通っていることで有名です。そんな彼も初心者とは思えないほどアクセルを踏んでおり、なかなかのスピードで走ります。走るのはいいんですが、ミスコースをしたり、まだ慣れていないせいか競技車を普通に前から刺すなど、危なっかしさ全開です（というかもうやらかしている）。

その後は何回かおニューの部車がしばかれかけますが、重大な事故なく練習会を終えることができました。左リアタイヤのキャンバー角が明らかにおかしいくらいついていましたが、それはひとまず気にしないことにしました。
その後の整備で直そうと試みましたが、それでもまだ少し角度がついているように見え、完全には元に戻っていません。まずい（まずい）。

今回は２年生が躍進を見せた練習会になり、東大自動車部のダートトライアルもまだまだ成長することができると思える機会になりました。部車を使ってリアを出しながら走っているのが２年生であることを伝えると他大の方は軽く引いていたそうなので、やはりどこかおかしいのかもしれませんが、成長の余地があるのはいいことです。横転だけには気をつけたいですが（絶対に）。

今回の練習会では筆者も少しコツを掴めたと感じていますし、ダートトライアルの楽しさに少し触れられたような気がします（それでもやっぱり怖い）。ショッキングな出来事は起こりましたが、全体的にいい練習会だったと思います。
最後に改めて、練習会を主催してくださった立教大学自動車部の皆さん、ありがとうございました！