2025七大戦参戦ブログ④ 閉会式〜帰路
こんにちは。2年生の青山です。
七大戦参戦ブログ④ということで、せっかくはるばる北海道までマイカーで行ってきたので、閉会式の様子に加えて軽い旅行記も合わせてブログでお伝えできればと思います。
さて、まずは恒例の閉会式です。
今年の会場は、道民の森 神居尻地区というかなりの山奥自然豊かな場所であり、
9月とは思えない寒さ+熊出没の恐怖というコンディションの中、閉会式が開催されました。
ということで早速ですが、今回の総合順位を見ていきましょう。
弊部は6位に終わってしまい、ダートでのポイントはなくジムカーナのみの入賞という結果です。
う〜ん… なんか去年と同じ物を見ているような…
こうしてみるとやっぱり京都大学さんはすごいですね。かなり振り切っているにも関わらず、比較的大きな差をつけて2位になっています(恐るべしダートの力)。

さて、閉会式の様子ですが、今回特筆すべき活躍を見せてくれたのは僕と同じ代の2年生です。
昨年は七大の期間に免許合宿などが重なったこともあり、多くのメンバーが参戦できませんでしたが、今年は満を持して彼らも参加することができました。
筆者はあまりお酒が飲めないのではたから眺めていましたが、変なステップを踏む人がいたり、靴が宙をまったり、体を張って地面を転がったりなど、大いに盛り上がりを見せていました。

そしてもちろん、今年も例年と同様にゲンコツが行われます。
今年は北大OBの方が音頭を取って行われ、伝統と栄光の自動車部の歴史を感じる一場面となりました。
昨年は筆者もかなり頑張ったのですが、今年はなぜか体力が持たず早々にリタイアしてしまいます。
しかしここで活躍を見せてくれたのが1年の林です。
なんと寒い中の激戦の末、他大を勢いを抑えて見事に優勝を勝ち取ります。ここ数年、ゲンコツではかなりの成績を残す事ができているので、「ゲンコツの東大」と称される日もそう遠くないかもしれません。
その後、閉会式は熊が出たりすることなく、無事、平和に終わりました。
2年生の新たな一面を垣間見たり、主将同士の熱い抱擁を見たりと、楽しい閉会式だったと感じています。
あと、個人的に印象に残っているのが星空です。別のブログでも星についての話を書いた気がしますが、さすが北海道というべきか、本当に満天の星空を見ることができたこともいい思い出になりました。
さて、閉会式も無事終わったことで、ここからはしばし一人旅の記録になります。
実は他の部員がフェリーで東京に戻る中、筆者はかなり長い間北海道をうろうろして、そのまま津軽海峡を渡って車で東北を下って戻ってきており、その様子を軽く紹介していきたいと思います。
9月15日
閉会式の翌日にまずは会場からそのまま北に向かい、日本最北端の宗谷岬を目指しました。
特に深い理由はなく、ただなんとなく、「オレ、自分の車で日本最北端に行ったことあるゼ」といつか誰かに自慢したいがために、長い道のりをかけて「オロロンライン」を登っていきました。
一人旅開始直後にカーオーディオが壊れるという、あまり幸先がいいとは言えないスタートの中、スマホでラジオを爆音で流しながら4、5時間かけてなんとかお昼ぐらいまでにノジャップ岬に到達しました。残念ながら天気が曇っていて利尻富士は見えませんでした(悲しい)。
その後はお目当てのお食事屋さんが臨時休業だったりと、ちょっとしたトラブルに見舞われながら、最終的に辿り着いたのがノジャップ岬のすぐ近くにある「樺太食堂」さんです。
ここではウニ丼を頂いたのですが、これが今までの人生で食べたウニの中で一番美味しく、今回の旅のベストグルメになりました。
ウニの種類についてはよくわからないのでその辺りの違いはよくわからないのですが、今回食べたものは独特の香りなども一切なく、ただウニの美味しさだけを味わうことができた一品でした。
ちなみにウニ丼を頼むとステッカーをもらうことができ、これもいい記念になりました。
お値段は快活クラブ2泊分ほどでしたが、行かれる方はぜひ、お値段を見ずに食べたいものを注文することをお勧めします。


ご飯を食べた後は、いよいよ宗谷岬へ。
しかし、いざ着いてみると自分の想像とはちょっと違っており、駐車場がついている道の駅みたいな感じになっていました。
これは宗谷岬あるあるらしく、日本最北端であることに加え、「岬」というと海に面した立派な場所をイメージしてしまいがちですが、実際はそんなことはないので、ここはちょっとした残念ポイントでもあるみたいです。
ただデッカいシカがいました。写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、トナカイを思わせるほどの大きさで、改めて北海道の雄大さを感じることができました。
この後、有名な「白い道」にも行ってみましたが、天気も相変わらずの曇りで、何よりも想像以上に道がでこぼこすぎて、誇張抜きで本当に車が壊れるかと思いました。皆さんも訪れる際にはくれぐれもゆっくり行くことをお勧めします。


9月16日
天塩川温泉というところでまたまた熊の出没を憂いながら一泊し、翌日の16日は旭川・富良野を目指して南へ向かいました。
この日はまず、旭山動物園に向かいます。旭川で昼食を食べたのですが、何にも見ないのもちょっと寂しいなと思い、たまたま距離も近かったということで急遽、動物園に向かいます。
ちなみに、今回は前日に翌日の日程を決めるというトンデモ旅を行っていました。
あらかじめ予定をかっちり決めずに行くのも悪くないかなと思っていたのですが、旅の疲れが溜まっている中、早く寝たいのに翌日の予定を調べながら考えるというのは結構(というかかなり)だるいので、皆さんにはあまりお勧めしません。やはり「旅のしおり」というものは偉大ですね。
話が逸れましたが、人生2回目の旭山動物園に到着です。
行くと決めた時はそんなにだったのですが、いざ門をくぐって中に入るとけっこうワクワクしてくるものです。カバの大きさに驚き、近くで見ていると急に糞をかけられそうになったり、野生を忘れた百獣の王を見たりと、大学生になって久しぶりに行ってもかなり面白かったです。やはり動物はいいですね。
大学3年生男一人ジムカーナボロ負けという悲しい事実をそっと棚に上げ、動物たちに傷を癒してもらいました。しばらく動物園に行っていないというそこのあなたも、ぜひ空いた時間に訪れてみてはいかがでしょうか。


旭山動物園をたっぷり満喫した後は、北海道最高峰の旭岳へ向かいました。
「日本で一番早く紅葉が見られる」と言われていることを知って行ってみようと思ったのですが、流石にまだ紅葉は始まっていませんでした。着いた時は天気が曇っていましたが、ロープウェイに乗って上の方まで行くと雲が流れていき、快晴の下、旭岳を見ることができました。かなり天候に恵まれたこともあり、本州とはまた違った景色と旭岳を楽しむことができました。
その後はいくつか寄り道をしながら、宿をとっている南富良野の方へ。
セブンスターの木はただの木でした。


決して写真を選ぶのがめんどくさくなった訳ではないのですが、この調子で書き続けていくとかなりの量になってしまい、もはや誰に向けて書いているのか、何のために書いているのか、誰がここまで読んでくれているのかもわからなくなってきたので、ここからはダイジェストでお送りしたいと思います。
(ここまで読んでくれている方、ありがとうございます🙇♂️)
↓の写真の一番左にあるのは、帯広にあるぶた丼で有名な「とん田」さんでいただいものです。
脂身が多いのに、なぜかあっさりしていて、脂のおいしさを存分に楽しむことができる逸品で、わざわざ帯広に向かってまで食べてよかったと思える一品でした。
右にあるのはサッポロビール博物館でいただいたもので、アルコールを感じることなく、麦のおいしさが直に伝わってくるビールでした。噂通り、とてもおいしかったです。
海辺の写真は、函館に向かう途中で立ち寄った「滝瀬海岸『シラフラ』」と呼ばれる場所です。
イギリスの有名な「ドーバーの白い壁」を連想させるような場所で、とても綺麗でした。








その後も、函館で青函フェリーと津軽海峡フェリーを間違えて危うく乗り遅れそうになったり、夜の青葉城跡で迷った挙句イノシシに遭遇したりとちょっとしたトラブルはありましたが、無事に事故なく駒場のガレージまで戻ってくることができました。
かなり端折ったな、と思われるかもしれませんが、なかなかの長さになったのに加え、書いてる筆者も少々疲れてしまったので、旅行記についてはこの辺りにしておきたいと思います。
ここまで付き合ってくださった方はありがとうございました。
七大戦に関しては悔しい結果に終わってしまい、筆者は来年が選手として出れる最後の年でもあるので、さらに車の戦闘力をアップさせながら、練習も重ねて技術を高めていきたいと思います。
七大戦関連のブログはここで一旦終わりになりますが、また次のブログまで楽しみに待っていただけると幸いです。
今後とも、東京大学運動会自動車部をよろしくお願いいたします。
それでは、また。
