LOADING...

2025七大戦参戦ブログ①〜開会式まで〜

みなさんこんにちは、遅筆の2年関戸です。今回から4回にわたって、9月に開催された第64回七大戦(北海道大学主管)のブログが投稿されます(遅筆のせいで後がつっかえてしました)。近年ジムカとダートラの2回に分けることが多いですが、今年は北海道まで遠征したためか、加えて往路と帰路の記事も投稿します。本記事では往路の個人的な振り返りを書きます。全体的にバタバタしていたため写真が少なくなっております。申し訳ありません。

先述の通り、今年は北海道で開催されるため、車と一緒に北海道まで行かなければなりません(同語反復症)。海を越えるためフェリーが必須です。東京からのルートを考えると、青森まで行って青函フェリーに乗るルートが思いつくかもしれませんが、開会式がすすきので催されるのと青森まで運転するのがしんどいので新潟-小樽のフェリーを利用することになりました。

新潟までは各車別行動だったので、筆者は一人寄り道してエビスサーキットに行きました。8月ずっと国外にいて運転していなかったのと、その間ショックをオーバーホールしていたのでそれに慣れるためにジムカーナ場で練習したかったのです。が、ここで引き起こす大災害の全容をこの時は(どころか開会式直前まで)知りませんでした。

この時のエビスジムカーナ場、誰もいませんでした。そして、コースもありませんでした。パイロンを自分で設置することになっているようなのですが、筆者は面倒くさがりなので設置しませんでした(やれ)。現代アートのようにフリー走行(原義)をひとしきりやった後、広めのところでターンの練習をしました。ここで第一の事案が発生します。いつからか左ターンの時にありえないくらい振動をするようになり、なんかやっちまったかと思ってパドックに戻り確認しました。すると右前輪が内側にビード落ちしていました、、、????!!!!衝撃のあまり写真を撮っていないのですが、ばっこり落ちていました。外撮りを確認すると、左ターン中に左後輪から跳ね出したのが増幅して右前もバウンドした結果タイヤがパーンとなっていました。が、車内ではその音が聞こえずそのまま何分か走り続けます(恐怖)。それほど路面が荒れていたわけでもなく、後で先輩方に見てもらっても首を傾げられたのを覚えています。ビードは死んでなさそうだったのでコンプレッサーで空気を入れ、水を垂らして漏れていなさそうだったので再利用できそうでした。このようなことがあったのでさすがに走行はやめて帰りましたが、帰り道にさらなる異変に気づきます。まず3気筒みたいな音がしてパワーが出ないのと、右左折バック時に駆動のあたりからコロコロと異音が。不動にならないことをお祈りしつつ新潟まで行きました。

シャブ員御用達快活CLUBで一泊したのちフェリーに乗ります。車高が低そうな車は緩傾斜のスロープを使うために別ルート対応となるので、図らずも車高の低いシャブカーたちが集められてしまいました(フェリー会社様お手数をおかけしました)。なぜか筆者の車はジムカ車なのに一般車の列に案内されました(退部案件)。

船酔いに苦しめられたのち、早朝に小樽に着きます。選手は昼間に新千歳モーターランドに行って前々日練習をしたのち、夜すすきのに行って開会式に参加することになりました。新千歳では7年前の七大戦のコースで練習しました。各選手試合用タイヤの温存のため、午前のみで皮剥きに数本走るくらいの様子でした。

一方筆者は、3気筒音は排気漏れではないかと先輩の指摘を受け、新千歳で練習する前に見てみます。つっかえ棒を使ってふかしてみましたがどこから漏れているのかよくわかりませんでした。とりあえず規定トルクで締め増ししておくことにします。また、駆動系のコロコロ音はデフあたりなのがわかりましたが、ここではどうしようもないので放置します。簡単な作業のはずですが、ガレージのように堀がないのと一人でやったためかなり手間取ってしまいました。筆者は試合用タイヤに加えて練習用のZIIIも持ってきて猿走りするつもりだったのですが午前は2本くらいしか走れませんでした。筆者以外は午前で帰るようでしたが悔しかったので午後も走ることにします。午後2本目、車が死にます。180度ターンでボキンと不穏な音がしたのち、明らかに左右輪で駆動力が違うのがわかりました。多分ドラシャでしょう。筆者は整備力がなく、またドラシャを交換したことがなかったので、まだ新千歳にいたご一行に手伝ってもらいながら左ドラシャを予備のものに交換しました(ありがとうございました)。ですが、治りませんでした。右ドラシャもか。新千歳に北大自動車部の方がちょうどいらしたので、お願いして北大自動車部ガレージで作業させていただくことになりました。北大自動車部様ありがとうございました。

排気漏れ修理を試みるの図

駆動力の不均衡のためハンドルを取られながら札幌まで向かい、北大自動車部ガレージにお邪魔しました。HNさんとAYM、HSNに手伝ってもらいながら右ドラシャを抜いていくのですが、ハブボルトが緩まない‼️‼️‼️弊部パワー系担当のAYMのフルパワーをもってしても、というか全体重で乗り掛かってもびくともしません⚠️⚠️壊れた時に変なトルクがかかったのでしょうか。ハブボルトが緩まないとそもそもお話にならないのですが、全然緩まないまま開会式の時間になってしまいます。一旦諦めて開会式に遅れて参加することにします(手伝ってもらった上に開会式に遅れることになってしまいすみませんでした)。昨年の七大戦の時筆者は入部していなかったため、開会式は初めてなのですが、到着がだいぶ遅れてしまい、非常に入りにくい感じに…恒例の一年生の自己紹介もほとんど終わっていました(開会式では栄光と伝統の自動車部伝統の栄光ある自己紹介が毎回行われるのですが、これがなんなのか知りたい人は今すぐUTACに入部しよう!そして筆者に教えてください)。よくわからないまま寂しく会場の隅っこで残った料理をつつきました。

開会式の後、各大学で二次会に行き、東大も例に漏れずカラオケに行っているようでしたが筆者は北大ガレージに向かいました。開会式の時、北大自動車部様にハブボルトのヘルプをお願いして、手伝っていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。偶然同じ出身市・高校の先輩に出会いながら、とにかく炙る、ラスペネ噴射、そしてPOWERでかまします。緩みました!!!本当にありがとうございました。拙文ながら感動いたしました。ようやく次に進めると思い潜ってみると仰天。インターミディエイトシャフトがブチギレていました。ジョイントとかではなく、棒の部分が二つに分かたれ、右輪に動力が伝わらない状態でした。ということは新千歳から札幌まで一輪駆動で移動していたことになります。バイクですか?ともかく、あとはインタミを車体に固定するボルトを緩めて引っこ抜くだけなのですが、緩まない。んーなんで????ありえないくらい固い。さらに悪いことに、排気系の取り回し、メンバー、ボディが絶妙にスピンナーがガゴンがゴンガンがガンでありました🪦💀(死亡)。車の下で寝転がってクネクネしているだけで時間が過ぎていきます。どうしようもなく、お邪魔させていただいている身で誠に恐縮ながら北大自動車部様のお力をお借りさせていただきました。主管でお忙しい中、また夜遅いなか本当にありがとうございました。北大主将閣下ご自身の私物工具まで動員なさって外していただきました。ありがとうございました。あとは引っこ抜いて交換して元に戻すだけ。流石にもう引っかかるところはありませんでしたが、筆者は愚鈍なのでかなり時間がかかってしまいました。全部終わった頃には周りが明るくなっておりました。筆者が長時間占領したため、北大自動車部様には大変遅い時間までガレージに駐在していただいてしまい、申し訳ありませんでした。

ブチギレたインタミ(上が予備。開会式の写真ありませんでした🙇)

今回の七大戦、個人的にはドラシャ破壊、試合ではミスコース、また詳細は省きますがコンプライアンス上の問題を引き起こしてしまい、悪い意味で三冠王になってしまいました。チーン。(終)

末筆になりますが、北海道大学体育会自動車部様、七大戦を主催してくださり、また貴重なスペースをお貸しくださりありがとうございました。長時間スペースを占領し、また主管のお仕事でお忙しいなかお手伝いいただいてしまうなど大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。ご厚意のおかけで修理でき、出場することができました。ありがとうございました。